楽天ふるさと納税でカード名義が違うとどうなる？クレジットカードの支払い名義の注意点をご紹介！

この記事では楽天ふるさと納税でクレジットカード支払い名義が違う場合の注意点について解説していきます。

結論からお伝えすると楽天ふるさと納税ではカード名義が違っても決済は通りますが税金の控除は一切受けられません。

寄附はできても税金が安くならないので、ふるさと納税の意味がなくなってしまいます。

夫婦や家族カードであっても控除を受ける本人の名義で支払わない限り、税務上は他人の寄附と判断されます。

それではクレジットカードの支払い名義が違う場合の注意点や対処方法を解説していきます。

クレジットカードの支払い名義が違くても決済は出来るが控除は受けれない

カード名義が違っても支払いは出来る

楽天ふるさと納税では、寄附者の楽天会員情報とクレジットカード名義が異なっていても、決済自体はエラーにならず完了します。

たとえば、夫名義のクレジットカードで妻のアカウントで寄附を行う場合でも、システム上は問題なく支払いができます。

これは楽天ふるさと納税の決済システムが「寄附者情報（入力フォーム）」と「カード情報」を完全に照合していないためです。

そのため、「支払い自体は通る」ケースがほとんどです。

カード名義が違うと控除は受けられない

決済が通っても寄附金控除やワンストップ特例の対象にはならない点に注意が必要です。

税務上の寄附者は「支払った本人」ではなく、「寄附者情報として登録された人」として扱われます。

しかし、支払い名義が異なると自治体は「本人が実際に負担した寄附金ではない」と判断する可能性が高く、最終的に控除が認められない（節税にならない）ケースがほとんどです。

つまり、カード名義が違うと寄附はできるけど控除は無効となり、ふるさと納税の最大のメリットが失われることになります。

家族や配偶者のカード名義で支払う場合も控除を受けられない

「夫のカードで妻のふるさと納税を支払う」「妻のカードで夫のふるさと納税をする」

通常の買い物であれば特に問題なく買い物を出来ますが、楽天ふるさと納税では税金の控除が出来ません。

ふるさと納税の税控除は「寄附者本人が自分のお金で寄附した場合」に限られます。

カード名義が家族であっても、支払ったのは別人とみなされるため、寄附金受領証明書の名義人とクレジットカード名義が一致しないと控除対象外になります。

配偶者名義のカードで支払うケースについてはこちらの記事をご確認ください。

>>>楽天ふるさと納税で妻や旦那のアカウントで代わりに申し込む方法

クレジットカード名義が違ってしまった場合の２つの対処法

対処法①：寄附先の自治体にすぐ連絡して相談する

まず最初にすべきなのは寄附先の自治体へ事情を説明して相談すること。

ふるさと納税は寄附扱いとなるため、通常はキャンセルや名義変更ができません。

しかし寄附情報の修正や証明書の再発行に応じてくれるケースもありますので寄付先の自治体に相談しましょう。

対処法②：本人名義で再寄附する

寄付先の自治体にて対応ができなかった場合の対処法となります。

控除を確実に受けるには正しい名義で新たに寄附し直すのが唯一の方法です。

誤って支払った分は控除対象外になりますが、正しいクレジットカード名義で再寄附した分は問題なく控除されます。

クレジットカード名義が違ったまま控除手続きはNG!

一部のサイトでは「自治体にはカード名義は渡らないので、そのまま控除手続きしてOK」と説明されていますが、これは絶対にNGです。

寄附金控除は「その年に本人が自分の資金で支出した特定寄附金」に限られ、配偶者・家族など他人名義のカードで支払った寄附は控除不可と国税庁が明示しています。

自治体がカード名義を把握していないとしても税務の適否とは別問題！

名義不一致のまま申請して一時的に通っても、後日の照会で不一致が判明すれば控除の取り消し（否認）となり、本来納めるべき税額の追加納付（追納）や延滞税・加算税の負担が発生するおそれがあります。

確実に控除を受けるには、「申込者＝カード名義人＝申告者」を必ず一致させましょう。

楽天ふるさと納税のカード名義が違うとどうなるかのまとめ

ふるさと納税は「寄附者＝支払者＝申告者」一致が大前提。

名義が違えば決済は通っても控除は無効になることもあります。

もし誤って手続きしたら、まずは自治体へ相談してみてください。

正しい手順で安心して節税効果を受け取りましょう！

楽天ふるさと納税の家族カードについての詳細は下の記事もご確認ください。

＞＞＞楽天ふるさと納税は家族カードで決済可能！支払時の注意点をご紹介！