この記事では妻や旦那のアカウントで代理申込する場合のルールや方法を解説します。
注意したいのは楽天ふるさと納税ではアカウント名義=寄附者名義として扱われるという点。
間違った方法で申し込むと寄附金控除を受けられない可能性もありますので注意が必要です。
家族で上手にふるさと納税を使いたい人はぜひ記事を最後までチェックしてみてください。
楽天ふるさと納税は妻(旦那)のアカウントで旦那(妻)名義で申し込みするのはNG!
ふるさと納税では「寄附をした人・アカウント名義人・支払い名義人」が同じであることが必要です。
ここが一致していないと自治体が「本人の寄附」と判断できません。
たとえば、妻の楽天アカウントに旦那の名前を登録して寄附したケースや旦那のアカウントで妻のカードを使って寄附したケースはNGです。
この場合、寄附自体は完了しても寄附金受領証明書が発行されない、または控除が認められない可能性があります。
システム上は寄附が完了しても、自治体の処理でトラブルになることがあります。
それぞれのアカウントで本人名義の寄附を行えば控除手続きもスムーズで安心です。
妻(旦那)の代わりに旦那(妻)が操作するのはOK
名義が本人なら代理で操作しても問題なし
忙しい旦那(妻)の代わりに家族が操作を代行すること自体は問題ありません。
大切なのはどの楽天アカウントで寄附を行うかという点です。
たとえば、旦那の楽天アカウントにログインして妻が代わりに寄附を申し込む、または妻の楽天アカウントにログインして旦那が操作を手伝うケースはOKです。
寄附を行うアカウントが本人名義であれば控除は正しく反映されます。
操作を誰がしたかは問われず、システム上は「そのアカウント名義人が寄附した」として処理されます。
支払い方法の名義も本人が望ましい
寄附を代理で操作する場合にもうひとつ重要なのが支払いに使用するクレジットカードの名義です。
楽天ふるさと納税ではクレジットカードの名義と寄附者名義が異なると、自治体によっては「本人以外による支払い」と判断される場合があります。
たとえば、旦那のアカウントで寄附するのに妻のクレジットカードを使った、または妻のアカウントで寄附するのに旦那のカードを使ったケースです。
このような場合は寄附自体は完了しても控除が認められないリスクがあります。
楽天ふるさと納税は「アカウント名義=寄附者」になる
名義がそのまま自治体に送られる仕組み
楽天ふるさと納税では寄附の手続きを行う際に、楽天会員情報に登録されている氏名・住所がそのまま寄附者情報として自治体に送られます。
つまり、「どのアカウントで寄附したか」が、そのまま「誰が寄附したか」に直結します。
たとえば、妻の楽天アカウントを使って寄附をすれば、自治体に送られる寄附者名は妻になります。
同じように、旦那の楽天アカウントから寄附をすれば、寄附者名は旦那になります。
控除を受けられるのはアカウントの名義人だけ
ふるさと納税の税控除は「寄附した本人の所得」から差し引かれる制度です。
そのため、他人(家族を含む)の名義で寄附した場合、控除の対象にはなりません。
たとえば、旦那の所得から控除を受けたい場合は旦那本人の楽天アカウントで寄附する必要があります。
楽天ふるさと納税のアカウントや支払いに関するQ&A
Q1:夫婦で共通の楽天カードを使っても大丈夫?
A:カード名義と寄附者名義が一致していればOKです。
ただし、カードを共用していても、登録上の名義人が誰かを確認することが大切。
たとえば旦那名義のクレジットカードで妻のアカウントから寄附すると、「支払者=旦那」「寄附者=妻」となり、控除が認められない可能性があります。
Q2:妻(旦那)のアカウントに家族の名前を登録してもいい?
A:NGです。寄附者名義の書き換えは避けましょう。
楽天アカウントの登録情報を変更して寄附を行うと、寄附金受領証明書に反映される名前と支払い情報が一致しなくなり、控除の対象外となるおそれがあります。
名義を変えるよりも、控除を受けたい本人のアカウントを使い、家族が操作を代わりに行うのがおすすめです。
Q3:同じアカウントを家族で共有して寄附しても問題ない?
A:おすすめしません。控除証明書の発行先が誤ることがあります。
楽天ふるさと納税は、会員登録情報をもとに証明書を発行する仕組み。
そのため、同じアカウントを複数人で使うと、誰の寄附なのかが不明確になり、控除処理ができないことがあります。
それぞれの楽天アカウントで本人名義の寄附を行うのが安心です。
Q4:代理で申し込んだ場合、ワンストップ特例の申請はどうなる?
A:控除を受けたい本人が申請書を提出します。
ワンストップ特例は「寄附者本人」が申請する必要があるため、たとえ家族が代理で操作をしても、申請書の記入者・署名者は本人でなければなりません。
代理申込をする際は、申請書の郵送先住所・氏名が正しく本人になっているかを確認しましょう。
Q5:別居している家族の代わりに申し込むことはできる?
A:基本的にできません。別世帯は別の所得扱いになります。
ふるさと納税の控除は「寄附をした本人の所得」から差し引かれるため、別居している家族や親の代わりに寄附をしても、控除はあなたの所得にしか反映されません。
代わりに寄附する場合は、その人本人のアカウントを使い、支払いも本人名義で行う必要があります。
Q6:未成年の子どもの名義でふるさと納税はできる?
A:原則できません(所得がないため)。
ふるさと納税は「所得税・住民税の控除制度」なので、所得のない未成年の寄附は控除対象外になります。
もし子どものアカウントを利用する場合でも、控除を受けることはできない点に注意しましょう。
楽天ふるさと納税は控除を受けたい本人のアカウントで申し込もう!
- 楽天ふるさと納税は「アカウント名義=寄附者」
- 妻(旦那)が旦那(妻)のアカウントを操作するのはOK
- ただし支払い方法も名義をそろえること
- 名義を入れ替えたり、他人のアカウントで寄附するのはNG
- 控除を受けたい人のアカウントから申し込むのが鉄則
楽天ふるさと納税では、「アカウントの名義=寄附者」というルールが基本です。
そのため、家族の代わりに申し込みたい場合でも、控除を受けたい本人のアカウントで寄附することが重要です。
家族が代理で操作するのは問題ありませんが、アカウント情報を別名義に変えたり、他人(家族)のカードで支払うのは避けましょう。
楽天ふるさと納税を正しく活用して控除を受けられるよう、アカウント名義は寄付者というルールには気をつけてくださいね。

